2010年10月24日日曜日

今日のベランダ

画像とキャプションで・・・
展示会などであまり時間がないので出来るときに。

淡いピンクと白のバイカラーで、上弁の縁に白いエッジが入る上品な花
中間色のバイカラーはなかなか出にくい色です

後ろから見たら赤いけど

前から見ると黄色です

黒いのも咲きました 細長いのを期待したんだけど・・・

小さくて黄金色っぽい八重

一見緑に見えるつぼみ たぶ開花すると紫を帯びた薄いクリーム

小輪の輝く赤ダブル
ダブル中間色の兄弟
同じく兄弟 これはほぼ固定しています
微妙な色の丸弁バイカラー
きれいなライトブルー
はっきりしたブルーのバイカラー
淡い水色のかわいこちゃん
変わった色の小輪多弁

おまけ・・・遅くなってから咲いた時計草・イノセンス

同トケイソウ・名前忘れちゃった

2010年10月17日日曜日

今日のベランダ

まだまだ陽射しがまぶしいですが、ようやく秋めいてきたこの頃。
パンジー・ビオラたちは夜の温度が下がったので、少しがっちりしてきて大きくなりました。
まだ咲き始めで同じような淡い色ばかりですが、つぼみがたくさん見えるのでこれからベランダに出るのが楽しみです。
小さかった苗は植え替えが遅くなったので、まだ連結プラグに入っていますが、あと1ヶ月もすれば開花するでしょう。
日照りが収まったので水やりも楽です。庭仕事がいくらでもある季節ですが、今年は展示が目白押しで最低限の作業以外はちょっと後回し・・・

朝・昼休み・夕方、ベランダチェックだけは欠かせませんが。手抜きしている間、ちゃんと季節が巡りますように!!




2010年10月8日金曜日

生産農家を訪ねる

今年のパンジー・ビオラ、ヘンテコな陽気のせいでどうなるか心配だったのですが、何年も種まき、苗作りをしていただいている「下田農園」さんから「咲いてるよ~」というお知らせをいただいて昨日ようやく見てきました。

やはりプロですね。

うちの早まき(7月末)より少し遅い種まきながら、すでにポット苗として開花が始まっていました。まだ気温が高い日があるので本来の花は咲いていませんが、個性的な美人揃いでこれからが楽しみです。毎年のことですが、露地でしっかり育てていただくので鉢をゆるめていけば大きくなって春まで咲く丈夫な苗です。まだ開花はこれからですが、直売もしているのでお近くの方はぜひ一度お出掛けいただければと思います。パンジー以外にも草花苗がたくさんありますよ。

わたしが育種したものは「花絵本」のラベルで販売していただいています。

画像は農場に並んでいるポット苗と「花絵本」の開花の様子(まだ早い品種ばかりなので花色が少し偏っています)最後が下田農園の下田さんご夫妻(笑顔が素敵でしょ)











てことで、自分のところのベランダ圃場にもぼちぼちつぼみが見えるのですが、育苗の様子なども画像でお知らせしようと思いつつ・・・取りいそぎこちらを先に。

本業の展示を控えて、パニックになりつつ途中で合間をみて息抜きにこちらもご紹介しようと思います。
タイムリーでなくてすみません・・・

2010年10月6日水曜日

2010年発芽

パンジービオラの種を収穫するのが5月頃。それを精製して袋詰めし、冷蔵庫に入れると6月も終わり、ラベルや種の数などを整理して表にまとめると7月が終わり・・・

8月にはこの秋に開花させるべく、次の種をまきます。結局ほとんど休憩するひまがありません。
今年は本業の締め切りや事務仕事などいろいろ重なって、気がついたら7月が終わりそう!8月からは次の締め切り仕事と、秋の展示(11月東京・~12月長崎など、近日中にお知らせいたします)作品製作がひかえているので、その間隙を縫って種まきをしなければいけません。

ということで、この猛暑の中、勢いに乗ったところで今年自分でまく分800余粒を7月終わりに早々まいてしまいました。プラグと言われる小さな連結ポットにラベルを立て、中央の穴に一粒ずつ種を落としてうすく培養土をかけ、霧吹きで水をかけてビニールで覆い種まき完了です。下面に荷造りの緩衝用プチプチをかぶせて、しばらくは下から水をかけてビニール吸わせます。

あとは移植のときにちょっといそがしいのですが、それまでは水や水に溶かすタイプの肥料を与えるくらいなのでちょっと一息つけます。
この暑さに負けず発芽してくれれば、秋一番にぐ~んと大きくなって、展示の前には開花が始まることでしょう。どうかうまく発芽して育ってくれますように。

画像は種まきが済んだプラグと、種まき後一週間で発根してきているアップです。



毎年種とりをするビオラたち

最初の交配で種子が実ったら、あと数花のつぼみを残して芽の先端をちぎり、開花に使う栄養を実のほうに回してもらいます。数花を残すのは分岐したひとつの茎に2~3果の種子を付けるためと、もし受粉に失敗したときのための予備です。株の状態をみて、とても元気なら3果までつけ、調子が悪いようなら1果だけにします。ひと株が多ければ10~20にも分岐しているので、この作業も半端な手間ではありません。しかも成長が早いので、毎日~数日おきに行う必要があります。

そして、果実を付けないことにした花は、開花とともに摘み取ります。これが副産物。

花束にしてご近所に配ったり、いろいろな入れ物に活けてみたり・・・
しかし、交配したり、芽を摘んだり、花びらをむしったり、花を摘んだり・・・たまには虫を捕ったりもちろん適度な水やりや追肥も。毎日目が放せない一番大切な時期で一日の半分以上をこれに費やすことになります。今年はとくにナメクジが多く、せっかくついたつぼみや子房、実った若い実まで食べられるので、夜ごと割り箸と木酢液を持って見回りと殺戮(ナメクジは木酢液に浸けるとすぐに昇天するので)。

いやな作業ですが、薬品を使いたくないのでこれが一番確実で安全な方法です。余談ですが、ナメクジはプリムラの花も大好き。葉っぱは食べないのに花だけを食べます。意外にもグルメで美しいものが好物といういやなやつです。

こんなにいそがしくおしりを叩かれて、それでも女王蜂のお世話をする働き蜂のようにまめに手入れをしてしまうのには、この副産物もさることながら、夕暮れ時に独占出来るベランダという秘密の花園に立つ至福の時があることを白状いたします。お見せ出来ないのが残念ですが・・・





パンジー・ビオラのページをオープン!

やまね工房でぬいぐるみを作る傍ら、ずっと手がけてきた庭仕事・・・植物の種を播き、その花同士を掛け合わせて種子を採りまた播く
それによって、既存の品種にはない好みの色や性質を持った品種を作り出すこと。

これを専門的には育種と言うのですが・・・

ラッパ水仙などの球根植物から、いわゆるクリスマスローズのような宿根草、そして一番結果が早く出る一年草扱いのパンジー・ビオラ。
中でもパンジー・ビオラについてはとうとう「兼業農家」として種を「生産」?するところまで(種類も量も増えてしまい・笑い)きてしまい・・・

パンジー・ビオラのページを作ることにしました。(オープンまで少々お待ち下さい)

なにしろみんなに見せたいきれいどころがたくさん出来て、うちの庭に閉じこめておくのはもったいないので、端から紹介したい(自慢したい?)のです。が、何分不精者の上に兼業なので、更新はまめに出来ないと思います、ごめんなさい。

それに、今年はいくつかの農家さんで、わたしが仕事の合間を縫って種採りをした(実際はここ2年ほど種採りの合間に仕事をしていたかも)種から、ポット苗も販売されるのでそちらのご紹介もしていこうと思います。

じつはぬいぐるみ屋になる前、10年ほど花屋だったころ、自分が欲しいと思う花がなかなか市場になくてなぜだろうと考えたことがありました。そして、たぶん、ぬいぐるみ屋にならなかったら、そんな市場と生産との間をつなぐ仕事をしたいと思っていました。だから、とても遠回りしたけれど、20年以上経って自分が植えたいと思うような品種を、生産して販売してもらう・・・というところに関われるのがとてもうれしいです。

日本の農家は、中小・零細製造業と同じようにとっても厳しい状況なのですが、少しでも元気になって実際に植えてもらったひとたちにもよろこんでもらえたら、すごくうれしいなぁと思って。

我が子のような花たちも自慢出来るし・・・

そんなわけで、早速自慢させていただきます!今年の春の開花より~ご覧下さい!

4月パンジー親

4月パンジー親

3月パンジー親

3月パンジー親

3月パンジー親

3月パンジー親

4月いろいろ

4月いろいろ

4月いろいろ